メタボリックシンドロームにおすすめ!

亜 鉛  

効能

脂肪や糖の分解に必要な酵素を補助
タンパク質の合成を促進
はだのハリ,髪,つめの健康維持
免疫力の増強,風邪の予防
ホルモンの分泌促進,生殖機能の維持
活性酸素除去酵素(SOD)の生成を促進

解説
 
 亜鉛は活性酸素除去酵素SODやDNA修復酵素をはじめ,200種類以上の酵素の働きに必要であり,さまざまな代謝の激しい組織ほど亜鉛不足の影響を受ける。

  
 亜鉛は酵素の働きを助け,古い細胞を分解して,新しい細胞を合成するという新陳代謝を促進させるはたらきがある。

 亜鉛は糖や脂肪の分解に必要な代謝酵素の材料となるため,不足すると代謝機能が低下し,脂肪蓄積にもつながる。

 亜鉛は不足すると,新しい細胞は合成できず,成長ホルモンの分泌も衰え,活性酸素除去酵素SODも減少する。

 このような結果,老化が進み,肌が荒れたり,抜け毛が増えたりし,性欲減退や生理不順も見られる。

 さらに,味覚細胞の再生機能がいまくいかず,食べ物本来の味やにおいがわからなくなることがある。

 また,亜鉛が不足すると,T細胞を作る部分が萎縮してしまい,十分な免疫細胞をつくることができなくなり,免疫力も低下する。

 亜鉛は代謝を促進させ,脂肪や糖を燃焼しやすくさせるメタボリックシンドロームには有効なサプリメントであると言える。
   
摂取上の注意

 近年,高齢者だけでなく,20〜30歳の世代にも亜鉛不足による味覚障害の患者が増えている。

 アメリカでは亜鉛の重要性が早くから認識され,1日の所要量も成人男性が15mg,成人女性は12mgと定められているが,日本で定められた所要量ははるかに少なく,成人男性で12mg,成人女性で9mgである。

 現在,日本人の約8割が慢性的な不足になっているということが報告されている。

 この原因として,加工食品やインスタント食品などに,亜鉛の吸収を妨げる食品添加物が多く含まれるということや,野菜や穀物の育つ日本の土壌がミネラル不足になっていることが考えられている。

 亜鉛はカキや牛肉,レバー,イワシなどに豊富にふくまれている。

 野菜中心の食生活をしている人は,亜鉛の摂取量が少ない上に,食物繊維が亜鉛を吸着して排出されるため,亜鉛不足になりやすく,ヘルシーであるはずの食事によって逆に老化が進んでしまっている場合も多い。


 亜鉛はクエン酸とビタミンCを共にとることで,吸収率が上がると言われている。
摂取量

必要量 なし
推奨量
男性:12mg 女性:9mg
目安量   なし 
上限量 男女共に30mg