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メタボリックシンドロームになっていない人でも,少し気を抜くとメタボリックシンドロームになる予備軍の人は大勢います。
予備軍になってもそのまま放置すると自覚症状のないまま進行してしまいます。高血糖,高血圧,脂質異常のどれもこれといった自覚症状はありません。
気がつかないまま,症状が進み深刻な事態になっているということもしばしばあります。そこで健康診断を受け,自分のメタボリックシンドロームのレベルを把握することが大切です。
この特定検診すなわちメタボ検診を受けると,メタボリックシンドロームと判断された人には,積極的支援が,予備軍と判断された人には動機付け支援が医師や保健師,栄養士から行われます。
このアドバイスに従って,自分のライフスタイルを見直すことが,改善に向けての第一歩であると言えます。
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■ メタボリックシンドローム解消には食事制限と運動の2本立てが必要
メタボリックシンドロームという症状になるのは,使われるカロリーよりも多いカロリーを摂取しているということです。したがって食事制限は解消のための柱の一つです。
食事制限と言っても,食事を減らすことでカロリーだけでなく,体に必要なタンパク質やビタミンミネラルなどがしっかりと確保できるようバランスを考えたコントロールをしましょう。
また,カロリーをより多く消費するために,毎日の継続的な運動をこころがけましょう。食事制限だけで運動をしないと,リバウンドが起きたり,筋肉量が減って脂肪が燃焼しにくい体質になってしまいます。
運動と食事制限を組み合わせて実行することがメタボリックシンドローム解消には大切な2本柱と言えるでしょう。
●食事制限の注意点
よく短期間に減量できたと喜んでいたところ,リバウンドにより食事制限する前より体重が増えてしまったという話はよく耳にします。
ではなぜ,このようなリバウンドが起きるのでしょうか。
短期間に急激に体重を減らしすぎたり,食事制限のみにたより,運動でカロリーを消費しない場合などによく見られます。
急激に体重を減らすと,脂肪細胞が縮小し,そこから分泌されるレプチンと呼ばれるホルモンも減少します。
レプチンが減少すると,脳の視床下部はからだが飢餓状態になったと判断して,食欲を亢進させます。さらに,食事から得たエネルギーをより保存するようなはたらきも生じます。
さらには,筋肉の減少により,エネルギーが消費されにくい体になり,脂肪として蓄積されることになるのです。
このようにして,急激な食事制限はリバウンドを起こすだけでなく,筋肉の減少により,やせにくいからだに変化してしまいます。
以上のような理由から,メタボリックシンドロームを解消するには運動と食事との両方から時間をかけて取り組むことが大切と言えるでしょう。 |
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■ メタボリックシンドローム解消にはサプリメントも補助的に活用
内臓脂肪を減少させるためには,運動と食事を中心にカロリーをコントロールをしていくことが基本ですが,補助的にサプリメントを摂取することも効果を高めます。
内臓脂肪を減らすためのサプリメントは,代謝を活発にして脂肪や糖の燃焼を促すタイプのものと,脂肪の吸収を抑えるタイプのものとに分けることができます。
代謝を活発にして,脂肪の燃焼を促すものとして,羊肉に多く含まれるアミノ酸の1種であるカルニチン,唐辛子に含まれるカプサイシン,リン脂質の1種であるレシチンなどがあります。
糖の代謝を促すものとしては,ビタミンB1やクエン酸などがあります。
脂肪の吸収を抑えるものとしては,キチン・キトサンやオリゴ糖,ウーロン茶重合ポリフェノールなどがあり,ウーロン茶重合ポリフェノールを配合したお茶ははトクホ(特定健康食品)として
認定され,市販されています。
また,最近の研究で,これまで血圧降下作用で知られている杜仲茶に,内臓脂肪や体重増加を抑制する効果が発見されています。
これは,杜仲茶に含まれるゲルポシド酸が中性脂肪やコレステロールの再合成を抑制するためです。
さらに,血液中のアディポネクチン増加,血糖値抑制作用なども発見され,杜仲茶はメタボリックシンドロームをはじめ生活習慣病に効果のあるお茶として注目を集めています。
ただし,メタボリックシンドロームの解消の有効な手だての中心は運動と食事制限であり,サプリメントはこれらの効果を高めるための補助と考えましょう。
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