ビタミンE  


効能
抗酸化作用,過酸化脂質の生成抑制
動脈硬化,心臓病,脳卒中などの生活習慣病の予防
毛細血管の血流改,肩こり,冷え性の改善
ホルモンの分泌促進,生殖機能の維持
更年期障害の症状の改善

解説
 ビタミンEは脂溶性で,強力な抗酸化作用を持ち,活性酸素から細胞を守り,心筋梗塞,脳卒中など生活習慣病を予防する。
 
 細胞膜上の不飽和脂肪酸は酸化されやすく,酸化されると過酸化脂質を形成する。

 この過酸化脂質は連鎖的に細胞を破壊します。そこでこのビタミンEは細胞膜上に存在し,細胞を守るという重要なはたらきをする。

 また,血液中のコレステロールも脂肪の膜でおおわれているため,活性酸素により酸化されると過酸化脂質となり,動脈硬化を促進させる。

 このような活性酸素からのダメージをビタミンEは防ぐというはたらきを持つため,生活習慣病の予防にも役立っている。

 この他にも,ビタミンEは血行をよくしたり,黄体ホルモンの材料となって更年期障害を改善するなど,アンチエイジングにはとても重要なビタミンであるといえる。
   
摂取上の注意

 ビタミンEは脂溶性のため,食事と共に摂取したほうが吸収されやすい。

 ビタミンEは活性酸素によって酸化されてもビタミンCによってまた還元され,効果を発揮する。したがって,ビタミンEはCと同時に摂取することが望ましいと言える。

 また,取りすぎの心配は少ないと言われているビタミンだが,アメリカの試験では8年間の追跡調査の結果,1日400IU(267mg)以上摂取すると,死亡率がビタミンEを取ってない人にくらべて10%も高かったという結果が出ているので,注意が必要である。

 これはビタミンEが脂溶性のため,過剰摂取で酸化ビタミンEとして体内に蓄積された結果と考えられている。

 日本で定められている上限(男性800mg,女性600mg)は副作用がでないレベルの話で,アメリカの研究では267mg以下には抑えたいと報告されている。
 
摂取量

必要量 なし
推奨量
なし
目安量   男性:9mg 女性:8mg 
上限量 摂取上の注意参照