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| ● アルブミン |
| 血液中や筋肉に分布し,細胞のはたらきを助けるタンパク質で,脂肪酸の運搬にも関わっている。肝臓に障害があると,アルブミン値は異常を示す。 |

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| ● アンジオテンシノーゲン |
アンジオテンシノーゲンとは本来肝臓でつくられる物質であるが,脂肪細胞でもつくられている。 内臓脂肪の増加とともに分泌量が増加する。
アンジオテンシノーゲンは腎臓から分泌されるレニンの作用で,アンジオテンシン1に,さらにアンジオテンシン変換酵素のはたらきにより,アンジオテンシン2に変換される。
このアンジオテンシン2は強力な末梢神経収縮作用で血圧を上昇させるが,さらに副腎皮質でつくられるホルモンであるアルドストロンの分泌をも促進させる。
このアルドストロンは血液中のカリウムを排出させ,ナトリウムの再吸収を促すため,血圧をさらに上昇させ,レニンの分泌をも促し,高血圧の悪循環を生み出してしまう。
この酵素レニンとホルモンであるアンジオテンシンの一連の調節作用をレニン-アンジオテンシン系と呼んでいる。
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| ● 1型糖尿病 (インスリン依存型糖尿病) |
糖尿病は膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンのはたらきの有無により,インスリン依存型糖尿病と非依存型糖尿病の2種類に分けられる。
1型糖尿病はインスリン依存型糖尿病であるが,細胞が免疫異常をきたしたり,ウィルス感染などによってインスリンを分泌している膵島が破壊されたためおこる。 25歳以下の年齢で発症することが多いことが特徴である。 |

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| ● 1,5-AG(イチ,ゴ・エージー) |
| 血糖値は食事などで変動しやく,しかも空腹時に測定しなければならないというデメリットがある。そのようなデメリットを補うべく,血糖コントロールの優劣を判断するための血液中の物質1,5-AGが測定され,活用されている。1,5-AGは食物中から採取され,腎臓から排出される。糖尿病では血液中の1,5-AGは減少する。 |

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| ● イノシトール |
水溶性のビタミンで,細胞成長促進に必要なビタミンB群の一種。イノシトールは抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれ,コレステロールなど脂肪の流れをよくし,動脈硬化の予防が期待できる。現在,イノシトールは脂肪肝・肝硬変等の予防・治療薬として,また,乳児の必須ビタミンとして使用されている。
オレンジやスイカ,メロン,グレープフルーツなどの果実類に多く含まれている。体内でも合成されるが,食事からの十分な供給が必要である。 |

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| ● インスリン |
| 膵臓にあるランゲルハンス島のインスリン分泌細胞から分泌されるホルモン。糖分を血液中から細胞に運ぶことで,血糖値を下げる働きがある。 |

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| ● インスリン抵抗性 |
血液中のブドウ糖はインスリンによって細胞に取り込まれ,体を動かすエネルギーとなるが,遺伝や肥満,運動不足,ストレスなどによって,膵臓からインスリンが十分に分泌されていてもインスリンが細胞内に取り込めなくなった状態をインスリン抵抗性という。
内臓脂肪が増加すると,大型の脂肪細胞が増え,この細胞から分泌される悪玉生理活性物質がインスリン抵抗性を高めてしまう。
この結果,膵臓はさらにインスリンを分泌するが,やがて膵臓が疲弊すると,インスリン分泌不全となり,糖尿病を発症することになる。
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| ● インスリン分泌不全 |
| 膵臓から十分にインスリンが分泌されない状態をいう。消化管から吸収されたブドウ糖は血液中に入り,血糖値が一時的に上昇するが,インスリンのはたらきで,ブドウ糖が細胞に取り込まれるため,2時間後には140mg/dl程度になる。しかし,インスリンが十分に分泌されない場合,血糖値は高いままである。 |

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| ● HDLコレステロール(善玉コレステロール) |
高比重リポタンパク(HDL)にコレステロールが結合したもので,末梢組織の血管壁に存在している余分なコレステロールを肝臓に運ぶ機能があり,動脈硬化などを防ぐため,「善玉コレステロール」とも呼ばれている。
平均的な総コレステロール中のLDLコレステロールとHDLコレステロールの比率はおよそ6:4である。 |

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●AST(GOT)
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GOTの正式名は,グルタミン酸オキサル酢酸トランスアミナーゼというが,近年,GOTの名称はAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)という名称で呼ばれることが多い。
心筋,肝臓,骨格筋,腎臓に多く含まれ,これらの組織が病気で障害されると,血液中(血清中)のASTの値が上昇する。
したがってGOT(AST)を調べることで,肝臓や腎臓,心筋,筋肉などの細胞の異常があるかどうかが判断できる。 通常,GPT(ALT)と併せて評価を行う。
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| ●ALT(GPT) |
GPTとは(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)の略で,最近はALT(アラニン・アミノトランスフェラーゼ)と呼ばれることが多い。
GOTと同じトランスアミナーゼというアミノ酸の合成に必要な酵素であり, 肝臓に多く含まれ,このGPTが高値の場合、急性・慢性肝炎・脂肪肝,アルコール性肝炎などの肝臓病が疑われる。
GPTもGOTと同様,肝細胞のほかに心筋や骨格筋にも含まれ,これらの病気の指標にもなるが,GOTに比べると含まれている量が少なく,上昇の程度は少ない。 したがってGOTとGPTを比較することで肝疾患やその他の疾患の診断のためのデータとなる。
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| ●HbA1c |
高血糖状態が長期間続くと,赤血球の蛋白であるヘモグロビン(Hb)とブドウ糖が結合し,グリコヘモグロビンとなる。 グリコヘモグロビンの1種がHbA1c(ヘモグロビン・エィワンシー)であり,糖尿病と密接な関係がある。
高血糖であるほど,結びつきが増えグリコヘモグロビン(HbA1c)も多くなるため,血液中のHbA1c値から血糖値を推測できるが,赤血球は寿命があるため,血液検査を行った日から1~2ヶ月前からの血糖の状態を推定できる。
正常値は4.3~5.8%で、6.5%以上であればほぼ糖尿病と診断される。
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| ●エネルギー倹約遺伝子 |
肥満を促進させる遺伝子で,この遺伝子を持っていると,食事によって取り込んだエネルギーが効率よく脂肪に変換され,体に蓄積されやすくなる。エネルギー倹約遺伝子として,β3アドレナリン受容体遺伝子,PPARγ遺伝子などが発見されている。
白色脂肪細胞にあるβ3アドレナリン受容体遺伝子に変異があると,基礎代謝が低くなり,太りやすくなるといわれている。 |

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| ●LDLコレステロール(LDL-C) |
Low Density Lipoprotein コレステロールと呼ばれ,肝臓から,体の各器官にコレステロールを運ぶ機能がある。
LDLは低比重リポタンパクと呼ばれるタンパク質であり,血液に溶け込まないコレステロールと結合し,LDLコレステロールとなり,血液中に放出される。
LDLコレステロールが分解されると血管壁にコレステロールを沈着させ,動脈硬化をの原因となることから,悪玉コレステロールとも呼ばれている。 |

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| ●拡張期血圧 |
心臓が拡張したときに血管の壁にかかる圧力のこと。最小血圧とも呼ばれる。これに対し心臓が収縮した時の血圧は収縮期血圧,または最高血圧と呼ばれている。
一般に高血圧と呼ばれる状態は最小血圧が90mmHg以上または最高血圧が140mm以上であるが,メタボリックシンドローム診断基準では最小血圧が85mmHg以上,最高血圧が130mm以上となっている。 |

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| ●隠れ糖尿病 |
健康診断の結果からは医師にも診断できない軽症の糖尿病のこと。健康診断では,空腹時に採血をし,血糖値を測ることで糖尿病を診断する。
この空腹時の検査で病気のレベルまで血糖値が上昇しているのは糖尿病がかなり進行した状態であり,軽症の場合は食後2~3時間程度血糖値が上昇することが多く,糖尿病の診断からもれてしまう場合がある。
この状態が「隠れ糖尿病」と呼ばれ,気づかないうちに,いつのまにか重度の糖尿病に進行してしまうことが多い。 |

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| ● 隠れ肥満 |
見た目や標準体重ではわからない,内臓脂肪過多の肥満のこと。 一般に肥満を示す指標としてBMI値すなわち「体重 (kg) ÷身長 (m) ÷身長
(m)」の値が示されることが多い。
この数値では 22 を「標準体重」とし,25以上を「肥満」としているが,この数値は体脂肪率を無視したものであり,25以下であっても内臓脂肪が多く,メタボリックシンドロームなどの生活習慣病になるケースも多いので,BMI値だけで判断しないことが大切である。 |

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| ● 活性酸素 |
| スーパーオキサイドとも呼ばれ,近くの物質から強引に電子を奪って安定化しようとする不安定な酸素。生体内では日常的に発生し,この活性酸素により,細胞や遺伝子などが破壊され,動脈硬化も促進され,老化やがんの原因にもなっていると考えられている。 |

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| ●活動代謝 |
| 活動代謝とは,歩行や運動などによって消費されるエネルギーのことをいい,1日の消費エネルギーの40%から30%をしめる。メタボリックシンドロームを改善するには,基礎代謝とともにこの活動代謝量を増やすことが重要である。 |

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| ● カテコールアミン(カテコラミン) |
カテコラミンは副腎や交感神経・脳細胞から分泌されるホルモンでアドレナリン,ノルアドレナリン,ドーパミンの総称。
交感神経や副腎髄質から分泌されるのは,アドレナリンとノルアドレナリンで,これらは心拍数や血圧上昇,血糖上昇などの変化をもたらす。
また,ドーパミンは神経細胞内でチロシンから合成され,ノルアドレナリンを合成する際の中間で物質となり,その薬理作用はアドレナリンやノルアドレナリンに類
似し,中枢神経系においては重要な神経伝達物質となる。
これのホルモンによる反応は危険に出会った瞬間にすばやく戦闘(もしくは逃避)態勢をとるために備わっている急性の反応(emergency reaction)と考えられている。 |

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| ● γ-GTP |
| 胆道系や肝臓での病変の指標となる酵素。 胆道系の閉塞や狭窄,肝臓内での胆汁のうっ滞などがある時やアルコールの常飲により数値は上昇する。 |

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| ● 基礎代謝 |
基礎代謝は安静時代謝とも呼ばれ,人が生きていくために最低限必要な代謝エネルギーをいう。
心臓の収縮,呼吸,体温維持などに使われるエネルギーを合わせたもので,からだの消費エネルギーでは最もエネルギー消費量が大きく,1日の消費エネルギーの60%~70をしめる。
基礎代謝量は年齢とともに下降し,特に男性では中高年で著しく低下するため,メタボリックシンドロームになりやすく,筋肉量を増やす運動をこころがけることが必要である。
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| ● 急性肺動脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群) |
飛行機などで長時間座ったままでいると,下肢の圧迫によるうつ滞と水分不足により血液粘度が上がり,血管壁に血栓が沈着しやすくなる。
席を立つなどこの圧迫がなくなると,下肢に付着していた血栓が静脈に乗って肺の血管を閉塞させる。 これが急性肺動脈血栓塞栓症であり,死に至ることもある。
この血栓症は飛行機のエコノミークラスの旅客から多く報告されたため,エコノミークラス症候群とも呼ばれている。この血栓が脳に至ると脳塞栓,心臓に至ると急性心筋梗塞となる。
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| ● 境界型糖尿病 |
糖尿病型とも正常型とも言えないグレーゾーンの血糖値の状態をいう。75g経口ブドウ糖負荷試験で糖負荷後2時間血糖値が140~199mg/dL,または空腹時血糖値が110~125mg/dL であるとき,このどちらか1 つでも満たした状態を境界型糖尿病境界型と呼んでいる。
正式名は耐糖能障害といい,糖尿病になる確率が高く,この障害を持つ者の約1/3が2型糖尿病になっている。 |

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| ● 狭心症 |
動脈硬化で狭くなった冠動脈において,血液の流れが悪くなるために心臓が一時的に酸欠状態に陥いる状態をいう。
主な症状として胸痛や肩から背中にかけての痛みなどが一般的で,血液の流れが再開すれば症状は消え,発作は 5 分以内で収まることがほとんどで,心筋梗塞には至らず回復する場合が多い。 発作にはニトログリセリンの舌下錠が有効。
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● 虚血性心疾患
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| 狭心症や心筋梗塞など,心筋への血液の流れが低下または遮断され,虚血障害が生じた状態をいう。冠動脈が動脈硬化などで,狭くなり,閉塞することが原因。 現在では心血管病と呼ばれることが多い。 |

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| ● 空腹時血糖 |
糖尿病を診断するために用いられる空腹時 (食後8~12時間) の血糖値をいう。70~110mg/dlが正常で,110~125mg/dlの場合は境界型と診断され,ブドウ糖負荷試験を行い,さらに詳しく検査する。
ブドウ糖負荷試験では,75gのブドウ糖液を摂取し,2時間後の血糖値が200mg/dlであれば糖尿病と診断される。
また,空腹時や食後にかかわらない随時血糖検査で血糖値が200mg/dl以上の場合も糖尿病と診断される。
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| ● グリコアルブミン |
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グリコアルブミンとは血清中のタンパクの一種アルブミンと,ブドウ糖が結合したものをいう。
インスリン治療中などで血糖の変動が激しい場合,グリコヘモグロビンと同様に過去の血糖値の変動を推定できる指標として利用されている。
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| ● クレアチニン(CRE) |
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クレアチニンとは,筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸の一種クレアチンが代謝されてできた物質で,尿中に排出される尿酸や尿素窒素と同様の老廃物である。
腎機能が低下すると血液中のクレアチニン濃度が高値になり,腎臓以外の影響を受けにくいことから,腎機能の障害を正確に反映するため,腎機能障害の有無を確認でき,人工透析などの指標となる。
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| ● 血管内皮細胞 |
血管内皮は血管の内壁を覆うごく薄い組織で,この層を構成している細胞を血管内皮細胞と呼んでいる。
近年の研究により血管内皮は様々な生理活性物質の産生・分泌により,血管の機能を維持していることが明らかになっている。
血管内皮細胞は,血管を拡張する,血の塊である血栓を予防するなどの血管の働きを維持する重要な役割を持っている。
メタボリックシンドロームの諸症状である高血圧,高血糖,高コレステロール血症や喫煙などにより,この血管内皮細胞が傷つくことで動脈硬化が進むということが解明されている。
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| ● 血栓症 |
血管内で血液が凝固して塊(血栓)ができた状態のこと。血栓ができ,血管内を閉塞すると,臓器や組織に重大な機能障害が起こるだけでなく,血液循環自体にも支障をきたすことになる。
血栓症を起こしやすい原因に静脈炎や動脈硬化がある。血栓のために末梢の血管が詰まって血流が止まることを塞栓症(そくせんしょう)という。 |

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| ● 高血圧 |
最高血圧 140mmHg 以上または最低血圧 90mmHg 以上の場合を高血圧という。
高血圧は遺伝や環境要因など,原因が特定できない本態性高血圧と腎臓病や糖尿病など原因が特定できる二次性(続発性)高血圧とに分かれる。
高血圧の危険因子として,遺伝,年齢,食塩の過剰摂取,肥満,運動不足,電解質(カリウム,カルシウム,マグネシウム)不足,ストレスなどがある。 |

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| ● 高血糖 |
日本糖尿病学会が定めた血糖値の正常型は空腹時血糖値が110mg/dl未満で,経口ブドウ糖負荷試験では2時間値が140mg/dl未満を言い,140~199mg/dlが境界型,200mg/dl以上が糖尿病となる。
糖尿病型と判断されるのは,空腹時血糖値が126mg/dl以上,経口ブドウ糖負荷試験2時間値が200mg/dl以上である。 また,血糖値が160mg/dl以上になると腎臓から糖が排出され,尿糖となる。
正常型と糖尿病型の間の数値は境界型と呼ばれるが,糖尿病の第一段階とらえられる。しかし,境界型の場合,食事制限や運動などによって正常型には比較的容易にもどることができる。
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| ● 高尿酸血症 |
血液中の尿酸値が7mg/dl以上になった状態のことで,放置すると痛風になる可能性がきわめて高い。
さらに進むと,尿に尿酸が出る高尿酸尿症となる。
高尿酸血症には,尿酸が過剰にできる尿酸産生過剰型と尿酸の排出が悪くなる尿酸排泄低下型の2つのタイプがあり,高尿酸血症が続くと,腎臓の機能障害が起こる可能性が高い。
高血圧患者が服用している利尿薬などは,尿酸の排泄機能を低下させるため,注意が必要である。
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| ● 抗酸化作用 |
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酸化を抑制する作用のこと。体内で活性酸素が生じると,作用により,酸化細胞にダメージを与え,タンパク質を変性させ,酸化脂質を増大させ,がんや動脈硬化など生活習慣病の原因となる。
体内では活性酸素から身を守るため,SOD(スーパーオキシドディムスターゼ)という酵素がはたらいているが,健康維持のためには,ビタミンCやカロテンなどの抗酸化物質を摂取することが重要である。
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| ● 高脂血症(脂質異常症) |
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血液中にコレステロールや中性脂肪などの脂肪分が異常に増える状態のことで,総コレステロール値が220mg/dl以上,中性脂肪値が150mg/dl以上をいう。
メタボリックシンドロームの診断基準では,中性脂肪値150mg/dl以上,HDLコレステロール値が40mg/dl未満が脂質異常とされている。
高脂血症では自覚症状はほとんどないが,そのような状態が続くと,動脈硬化が進行し,脳卒中,心筋梗塞などを引き起こす原因となる。
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| ● 骨粗しょう症 |
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老化により,骨が萎縮し骨組織に多くの孔が生じ,もろくなった状態。40才過ぎの女性に多く,特に閉経以降に増加するため,女性ホルモンの減少によるところが大きいとされるが,運動不足やカルシウム摂取不足も原因となる。
治療のためには女性ホルモンの補充やタンパク同化ホルモン剤,ビタミンD剤などの服用と運動が効果的である。
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| ● 脂肪肝 |
肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積した状態のことをいう。正常な肝臓には2~3%の中性脂肪があるが,これが10%以上になると脂肪肝とよばれ,肝臓はは肥大化して黄白色になる。
カロリー過剰摂取,糖尿病,アルコール,薬物などが原因とる。肥満者のほぼ半数に脂肪肝がみられ,メタボリックシンドロームに合併して起こりやすい。食事や運動,アルコールの制限によってによって改善できる。 |

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| ● 脂肪細胞 |
脂肪細胞には脂肪を蓄える白色脂肪細胞と脂肪を熱に変える褐色脂肪細胞に分けることができるが,一般に脂肪細胞と言えば,白色脂肪細胞をいう。
血液中の脂質が増加すると脂肪細胞に蓄えられ,脂肪細胞は大型化するが,それでも蓄えられない場合は脂肪細胞自体が増加する。 このようになるとやせることも困難になってくる。
肥大化して大型になった脂肪細胞では,善玉生理活性物質アディポネクチンの分泌が減少し,TNF-αやレジスチンなどの悪玉生理活性物質や遊離脂肪酸が分泌されるようになり,高血糖,高血圧,高脂血症などが生じる。
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| ● 収縮期血圧(最高血圧) |
| 心臓が収縮して全身に血液を送り出されたときに血管壁にかかる圧力 (血圧) のこと。収縮期血圧ともいい,130 mmHg 未満が正常とされている。 |

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| ● 粥状(じゅくじょう)硬化・アテローム性効果 |
粥状硬化とは,動脈の内側にコレステロールや石灰,炎症細胞などが付着し,ドロドロとした粥状物質(アテローム)がたまったもので大動脈や冠動脈,脳動脈など比較的太い血管に起こる。
アテロームがはがれて血栓をつくり,血栓が血管を詰まらせると,心筋梗塞や脳梗塞を起こす。 |

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| ●心筋梗塞 |
冠動脈(心臓に酸素や栄養を供給する血管)の内腔が突然ふさがり,血流が止まることで心臓の細胞が壊死する病気で生命の危険に関わる。
最近の研究により,動脈に粥腫(じゅくしゅ)(アテローム)が生じ,それが破綻してそこに血栓が付着することで生じることが解明されている。
この粥腫による動脈硬化は高血圧,脂質異常,糖尿病,喫煙,肥満などが危険因子であり,これらの因子を改善することが心筋梗塞をはじめとする心疾患に重要である。 |

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| ● 心不全 |
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心臓のポンプ機能のが低下し,全身への血液の供給が十分にできない状態をいい,高血圧や各種の心臓病から起こる。疲労,動悸,息切れ,呼吸困難などの様々な症状がある。
心不全とは病名ではなく,心臓の機能が衰えた状態を表す症候名で,この心不全のため,肺や体内の循環系に異常が生じ,血液の流れが滞った状態を「うっ血性心不全」と呼ぶ。
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| ● 死の四重奏 |
アメリカの研究者カプランによって提唱された,1-内臓型肥満,2-糖代謝異常,3-高脂血症,4-高血圧の4つの症状が重なった病態をいう。この4点が重なると動脈硬化が進行し,心臓病になる確率が非常に高くなることから「死の四重奏」と呼んでいる。
死の四重奏においては肥満をBMIで判定し,高脂血症に総コレステロールが加わり,肥満,糖代謝,高脂血症,血圧の4点すべてに異常があるという点がメタボリックシンドロームの診断基準と異なる点である。
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| ● 睡眠時無呼吸症候群(SAS) |
睡眠中に断続的に無呼吸を繰り返す疾患をいう。ひと晩(7時間睡眠)に気流が10秒以上停止した状態が30回以上,または1時間あたり5回以上無呼吸がつづくものをSASと呼んでいる。
SASではいびきがほぼ100%認められ,そのうち70%から80%がメタボリックシンドロームなどの肥満が原因とされている。 |

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| ● 生活習慣病 |
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過食,運動不足,喫煙,飲酒などの生活習慣 を続けることによって引き起こされる病気の総称。生活習慣病には,肥満,,高血圧,高脂血症,糖尿病などがあり,メタボリックシンドロームになるとこれらの病気が発症しやすい。
体に悪い生活習慣を改善することにより,これらの病気の予防,改善が可能である。
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| ● 生理活性物質 |
体内の生理活動に何らかの作用をもたらす物質の総称。 生理活性物質として,ビタミン,ミネラル,酵素やホルモンなどがあげられる。
脂肪細胞から分泌される生理活性物質のホルモンとしては,善玉のアディポネクチンの他,悪玉のTNF-α,レジスチン, PAI-1などがある。 |

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| ● 総コレステロール(T-CHO) |
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血液中のコレステロール量をいう。 コレステロールはいくつかの種類に分類されるが,その中に善玉 (HDL) コレステロール,悪玉 (LDL) コレステロールなどがある。
総コレステロールの中で 悪玉コレステロールの値が高かったり,善玉コレステロールの値が低い場合,動脈硬化,高血圧,心筋梗塞,脳卒中などの原因になるので注意が必要。
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| ● 体脂肪率 |
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体重に占める脂肪の割合を示したもので,肥満の指標として用いられる。 数値が高いと肥満体質となり,メタボリックシンドロームにもなりやすい。
測定する条件で変動するが,一般的に男性は 15~20%,女性は 20~25%の範囲なら適正とされている。
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| ● 耐糖能異常 |
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耐糖能とは,上昇した血糖値を正常に戻すはたらきのことで,これは膵臓から分泌され,血糖値を下げるはたらきをするインスリンの分泌量や作用によって決まる。
耐糖能異常とはこのはたらきがうまく機能せず,血糖値が下がりにくくなった状態をいい,メタボリックシンドロームに見られる内臓脂肪からの悪玉生理活性物質もその要因である。
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| ● 中性脂肪(TG) |
| 肝臓で作られる脂質の一種。燃焼させることで体を動かすエネルギとなり,体温を一定に保つ役割がある。余分なエネルギーはほとんどが中性脂肪として蓄えられ,過剰になるとメタボリックシンドロームや肥満,脂肪肝の原因となる。 |

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| ● 超悪玉コレステロール |
近年の研究により,LDLコレステロールの中でも特に小さい粒子の小型LDLコレステロールは酸化されやすく,しかも血管内に入り込みやすいため,動脈硬化を強力に進め,狭心症や脳梗塞,心筋梗塞などの原因となることが解明された。
この小型LDLを超悪玉コレステロールと呼び,メタボリックシンドロームになると血液中により多く超悪玉コレステロールが存在している。
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| ● TNF-α |
| 脂肪細胞から分泌される悪玉生理活性物質 の 1 つ。細胞組織でインスリン抵抗性を高め,糖が細胞に取りこまれにくくする作用がある。 メタボリックシンドロームなどの内臓脂肪肥満になると,脂肪細胞からの分泌も増加し,動脈硬化や糖尿病のりすくを高める。 |

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| ● 動脈硬化 |
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血管の動脈壁が厚く,固くなったりして弾力が失われた状態をいう。 コレステロールなどが血管に沈着し,マクロファージがそれを吸収して死ぬことを繰り返すことで進行する。
全身のどの動脈にも発生し,血液の流れが悪くなり,血管の弾力性が失われ固くなるため,血管がもろく壊れやすくなり,脳卒中や心筋梗塞などの原因となる。
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| ● 動脈硬化指数(AI) |
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動脈硬化指数=LDLコレステロール÷HDL コレステロールで計算される。数値が高いほど動脈硬化が進むリスクが高くなる。 一般には4.0 以下を正常値としている。
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| ● 糖尿病 |
この病気になると血糖値を下げるインスリンが不足することにより持続的な高血糖を示す。原因が不明でインスリンが全く分泌されない1 型とインスリン分泌不全やインスリン抵抗性が原因で起こる2型がある。
メタボリックシンドロームなどの肥満や栄養過剰摂取によって起こるのはほとんど2 型であり,その他,妊娠や他の病気によって一時的に起こる二次性の糖尿病もある。
症状が進行すると,神経障害,腎不全,網膜症による失明,下肢壊疽,昏睡などの重大な病気を合併するため,早期の運動や食生活の生活改善および治療が必要である。 |

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| ● 糖尿病性神経障害 |
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糖尿病の合併症の1つ。 高血糖により,末梢の血流が悪化することで末梢神経が侵され,手足のしびれ,感覚の麻痺などの症状が出る。
手足のしびれや灼熱感などの異常感覚,けがの重症化,細菌感染や壊疽,さらには無痛性の心筋梗塞を起こす場合もある。
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| ● 糖尿病性腎症 |
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糖尿病の合併症の 1 つ。高血糖により,糸球体の血管が動脈硬化で障害され,尿にタンパクがもれるようになったり,老廃物が排出されなくなる。
糖尿病性腎症が悪化し,腎不全まで進行すると,透析治療が必要となり,日本では年間1万5000人の糖尿病性腎症患者が新たに透析治療を受けている。
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| ● 糖尿病性網膜症 |
糖尿病の合併症の1つ。 高血糖により,網膜に栄養や酸素が供給されにくくなることにより,眼底出血や硝子体出血を起こし,視力低下や失明なども引き起こす。
糖尿病性網膜症は中途失明の原因の第2位で,日本ではこの糖尿病性網膜症により,年間約3000人が中途失明を起こし,年々増加傾向にある。
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| ● 特定健康診査(特定検診,メタボ検診) |
メタボリックシンドロームを早期に発見し,生活習慣病を発症しないよう早期に支援することを目的として,40才~74才までの保険加入者とその扶養家族とにメタボリックシンドロームをチェックする検診が行われるようになった。これを特定健康診査(メタボ検診)と呼び,平成20年から実施されている。
この検診は,検診の結果もとに,生活習慣の改善を求める保健指導がセットになっているところに特徴があり,検査の結果のレベルに応じて,定期的に指導を受けなければならない積極的支援と,原則1回の指導で終わる動機づけ支援とが実施される。 |

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| ● 特定保健指導(メタボ指導) |
特定保健指導とは通称メタボ指導指導といわれ,メタボ検診(特定健康診査)の結果に基づき,メタボリックシンドロームと診断された人と,メタボリックシンドローム予備軍と診断された人に,生活習慣を見直し,健康状態を改善するようアドバイスを与えるという指導。
メタボ指導にはメタボリックシンドロームと診断された人に行われる積極的支援と,メタボリックシンドローム予備軍と診断された人に行われる動機付け支援とがある。 |

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| ● 内臓脂肪 |
メタボリックシンドロームで問題とされる腹腔内の腸間膜に存在する脂肪。内臓脂肪が過剰に増加すると,血中の脂質が増大し,内臓脂肪から分泌される悪玉生理活性物質により高血圧,高血糖がもたらされる。
それらはやがて,動脈硬化,心筋梗塞,脳血管障害などの生活習慣病につながることが多く,問題視されている。 |

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| ● 内臓脂肪型肥満 |
リンゴ型肥満とよばれる上半身肥満で,皮下ではなく,内臓に脂肪がついた肥満。内臓脂肪型肥満になると,動脈硬化をはじめ,糖尿病,高脂血症,高血圧などの合併症がでやすくメタボリックシンドロームにもなりやすい。
へその高さでの断面画像の内臓脂肪面積が100平方cm以上を内臓脂肪型肥満と呼び,目安として日本人の男性なら腹囲経85cm以上,女性なら90cm以上がその面積に相当し,メタボリックシンドロームの診断基準の一つとなっている。 |

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| ● 2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病) |
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糖尿病は膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンのはたらきの有無により,インスリン依存型糖尿病(1型)と非依存型糖尿病(2型)の2種類に分けられる。
2型はカロリー過多や運動不足などの生活習慣と,遺伝的が影響して発病し,糖尿病患者の多くを占める。
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| ● 脳出血 (脳溢血) |
脳内の動脈が破れて,脳の内部で出血することをいう。脳溢血 (のういっけつ) と呼ばれる。日中に激しい頭痛やめまいに襲われたときはこの病気が疑われる。高血圧が原因となることが多く,この高血圧によるものを高血圧性脳出血という。
クモ膜下出血とは脳をおおっているクモ膜と脳の間に出血が起こる病気で主に脳動脈瘤が破れることで起こる。 |

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| ● 脳血栓(症) |
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脳梗塞の1つ。 脳動脈の細い部分が血栓によって閉塞した状態。 比較的軽い頭痛や麻痺,意識障害などの症状がでるが,夜間など安静時に出やすいという特徴がある。
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| ● 脳梗塞 |
| 脳の動脈に血栓などが詰まって血流を止めてしまい,脳の細胞が壊死する病気。主な原因は動脈硬化で血管が硬く,狭くなるためである。脳卒中の1つで,脳塞栓と脳血栓の2
種類がある。 |

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| ● 脳塞栓 |
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脳梗塞の2つで,心臓や首の動脈など,脳以でできた血栓が,脳の血管に流れてきて,動脈を詰まらせてしまう病気。多く場合,突然に半身麻痺や左右どちらかの視野欠損,失語症になるなどの症状がでる。
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| ● 脳卒中 |
| 脳血管に生じた疾患 (脳血管障害) のことで,大きく脳梗塞と脳出血に分類される。現在では,CT等の診断技術が進んだため,無症性脳血管障害も発見することができ,問題となっている。 |

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| ● ノルアドレナリン |
| 脳内や副腎から分泌されるホルモンで,交感神経の伝達物質の 1 つ。末梢血管を収縮させ,心拍数を増加させたり,血圧を上昇させたりする働きがある。 |

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| ● PAI-1(パイワン) |
| 内臓脂肪の脂肪細胞から分泌される悪玉生理活性物質の一つ。 動脈硬化を促進させる作用がある。 |

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| ● 白血球数 |
| 白血球には,マクロファージ,リンパ球,好中級などがあり,細菌やウィルスから体を守る免疫機能の中心的役割を果たしている。 通常成人は4000~9000/m㎥であるが,感染症や炎症で増加する。 |

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| ● 非アルコール性脂肪肝炎(NASH) |
飲酒をしない者がアルコール性肝障害と同様の病態を示す病気をいい,はっきりとした原因はまだ解明されていない。
過食や運動不足により肝臓に中性脂肪が蓄積され,活性酸素や異常なサイトカインにより炎症が発生して起こるといわれ,多くは無症状で進行し,10%程度は10年後に肝硬変に至る。 |

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| ● PPAR-γ |
PPAR-γとは核内受容体の一種で,TNF-αなどを分泌する肥大化脂肪細胞を減らし,善玉生理活性物質であるアディポネクチンを増加させ,インスリン抵抗性を改善することが知られている。
スウェーデンで開催された欧州心臓病学会で,降圧薬のアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)のひとつ「テルミサルタン」が,このPPAR-γを強く活性化し,メタボリックシンドロームを改善する可能性があるという研究結果が発表されている。 |

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| ● BMI |
| ボディ・マス・インデックス (Body Mass Index) の略で,世界中で使用されている肥満の指標。「体重 (kg) ÷身長 (m) ÷身長
(m)」で算出される。22を「標準体重」とし,18.5未満なら「低体重」,18.5以上25未満を「普通体重」,25以上を「肥満」としている。 |

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| ● 不整脈 |
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心臓の拍動リズムが異常をきたした病態をいう。 脈が速くなる頻脈性不整脈と,脈が遅くなる徐脈性不整脈に分けられる。 心室粗動や心室細動などの頻脈性不整脈はたいへん危険であり,すぐに治療が必要である。
また,日常生活に支障をきたすような徐脈性不整脈はペースメーカーの装着が必要である。
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| ●不飽和脂肪酸 |
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青身魚や,オリーブ油,なたね油などの植物性脂肪に多く含まれている脂肪酸 (脂質) のこと。体内でコレステロールと結合し,主に血中のコレステロールを減らす働きがある。
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| ● プロスタサイクリン |
| プロスタサイクリンは生体内で産生される物質であるが,即効性のある血管拡張剤,または血小板凝集抑制剤としても利用され,原発性肺高血圧症(PPH)の治療薬としてFDA(米国食品医薬局)から認可されている。 |

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| ● ヘマトクリット値(Ht) |
| 血液中にしめる赤血球の容積の割合。 貧血や赤血球増加の程度の判定に用いられ,貧血の場合低値,多血症の場合高値となる。 |

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| ● β-コングリシニン |
| 大豆タンパクの生理作用として,コレステロールの低下や更年期障害の緩和,血中中性脂肪の低下などがあげられるが,大豆タンパクに含まれるβ-コングリシニンが中性脂肪吸収を抑制し,体外へ排出する作用を持つことが,近年の研究により明らかになっている。 |

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| ●ヘモグロビンA1C (HbA1c) |
| ヘモグロビンとブドウ糖が結合したグリコヘモグロビンの一つ。 高血糖状態になると,ヘモグロビンA1cが増加する。 このヘモグロビンA1Cでは,検査を受けた時から1~2ヶ月前の血糖の平均的な状態を知ることができる。糖尿病や糖尿病の経過観察時の診断に利用される。 |

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| ●飽和脂肪酸 |
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動物性食品に多く含まれている脂肪酸 (脂質) のこと。過剰摂取すると肝臓でコレステロールの合成を促し,血中のコレステロールを増加させ,動脈硬化などを促進させてしまう。
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| ● ホルモン |
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体内の組織や器官で産生される化学物質で,細胞間の情報を伝達し,細胞に機能を指令するはたらきがある。
膵臓から分泌され血糖を低下させるインスリン,副腎から分泌され,ストレス反応に働きかけるアドレナリンなどの他,多くの種類がある。
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| ● メタボリックシンドローム(代謝症候群) |
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2005年に,それまで,「マルチプルリスクファクター症候群」「シンドローム X」「死の四重奏」という言葉で説明されていた概念が統一され,このように呼ばれるようになった。
この呼称は2002年にアメリカ国立衛生研究所で「内臓肥満」「中性脂肪高値」「HDLコレステロール低値」「高血圧」「高血糖」の5項目中,3つ以上を満たす患者のことと定義された。
しかし,日本では「内臓肥満」(腹囲男性85cm以上,女性90cm以上)に加え,「高血糖」「脂質異常」「高血圧」の3つのうち2つ以上を満たすものと定義された。
内臓脂肪型肥満が進むことで,高血圧,高脂血症,糖尿病などの生活習慣病が合併しやすくなるという概念で,これらの諸症状は,動脈硬化をはじめ,脳卒中や心筋梗塞といった重大な病気へと進んでしまうしてしまう危険性が高い。
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| ● メラトニン |
メラトニンは松果体から分泌されるホルモンで,神経内分泌系の調節を担っている。 最も重要な役割は睡眠周期の調節であり,睡眠を誘導する他,抗腫瘍効果や強力な抗酸化力があるため,アンチエイジングにも効果を発揮する。
このホルモンは思春期を過ぎると,分泌量が低下するため, 加齢と共に早朝覚せいや中途覚せいなどが見られるようになる。 |

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| ● 有酸素運動 |
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十分な呼吸をしながら,継続的に組織や細胞に酸素を供給し,カロリーを燃焼させる運動。 代表的な有酸素運動として,ウォーキング,ジョギング,水泳などがあり,どれもメタボリックシンドロームには有効である。
脂肪が燃焼するためにはこのような運動を20分以上は持続する必要がある。
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| ● 遊離脂肪酸 |
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脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪が分解されてできる脂肪。運動により,脂肪細胞から排出され,肝臓に運ばれ,エネルギーとして消費される。
また,肥満によって蓄えられた脂肪が増加すると,この遊離脂肪酸が血中放出されることでインスリン抵抗性が高まり,高血糖になりやすい。
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| ● 洋なし型肥満(皮下脂肪型肥満) |
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下腹部,太ももなど,おもに下半身に脂肪がついている肥満で,皮下脂肪型肥満という。女性に多い肥満のタイプで,内臓脂肪型肥満より脂肪は減りにくい。
これに対し,内臓脂肪型肥満はりんご型肥満ともいう。メタボリックシンドロームなど生活習慣病を引き起こしやすいのは内蔵型肥満のタイプである。
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| ● ラクナ脳梗塞(隠れ脳梗塞) |
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脳梗塞とは,脳血管障害(脳卒中)の1種で,脳の動脈が詰まることにより,血流が途絶え,脳細胞がダメージを受ける症状をいう。
この脳梗塞のなかで,脳の深部にある直径 1mm 以下の細い血管が詰まるタイプの脳梗塞をラクナ脳梗塞(隠れ脳梗塞)といい,40では3人に1人,50代では2人に1人,70代ではほぼ全員にこのラクナ脳梗塞(隠れ脳梗塞)があるといわれている。
このタイプの脳梗塞になりやすい要因として,高血圧,不整脈,糖尿病,脂質異常症などがある。 隠れ脳梗塞を予防するには,運動や適切な食事をこころがけ,メタボリックシンドロームを予防し,脳内血流をよくすることが大切である。
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| ● リバウンド |
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急激な体重の減少などの無理なダイエットの結果,減少した体重が元に戻ってしまうこと。
食事制限のみによる急激な減量は脳が飢餓状態にあると判断し,食欲を亢進させてしまう。ダイエットで落とした筋肉は元には戻りにくく,内臓脂肪が以前よりも増えやすい。さらに一度脂肪が減った脂肪細胞は再び脂肪を蓄えると減りにくくなってしまう。
以上の点から,リバウンドしないためには食事と運動の両方が必要であり,1ヶ月に1kg~2kg程度の減量がが問題ないとされる。
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| ● りんご型肥満 |
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内臓脂肪が増加することにより,腹回りが膨らんだ状態の肥満で,内臓脂肪肥満ともいう。男性に多い肥満のタイプで皮下脂肪型肥満より脂肪は減らしやすい。 皮下脂肪型肥満は洋なし型肥満ともいう。
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| ● レジスチン |
脂肪細胞から分泌される生理活性物質であるホルモンの1種。レジスチンはインスリン抵抗性を高め,高血糖や高脂血症を生じさせるため,悪玉生理活性物質と呼ばれている。
その他にインスリン抵抗性を高めるホルモンとして「TNF-α」などがある。 |

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| ● レニン・アンジオテンシン系 |
レニン・アンジオテンシン系 (Renin-Angiotensin System: RA 系) は,酵素とホルモンが作用する,生体の血圧調節や電解質バランスの維持に重要な調節システムである。
レニン・アンジオテンシン系の中心となる物質,アンジオテンシノーゲンは主に肝臓で産生され,血中へと分泌されるが,主に腎臓で産生される酵素レニンは、このアンジオテンシノーゲンからアンジオテンシン1(AI)を生成し,AI
はさらにアンジオテンシン変換酵素により,アンジオテンシン2(AII)へと変換される。
アンジオテンシン2(AII)は生理活性ペプチドであり,血管の収縮や,水・電解質の再吸収促進などを引き起こし,血圧を上昇させると考えられている。
メタボリックシンドロームなどによって引き起こされる本態性高血圧になると血液中にレニンという酵素が増加する。
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| ●レプチン |
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脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインと呼ばれる生理活性物質の1つ。 血液中のレプチンが増えると満腹中枢が刺激され,食欲を抑制する。また,エネルギー消費を増加させ,体内脂肪の蓄積を抑制する作用がある。
急激なダイエットで脂肪細胞が小さくなり,このレプチンが減少すると,脳の視床下部は生存に危機が起きた状態と判断し,食欲を増進させリバウンドが起こりやすくなる。
また,肥満者はレプチン濃度が高くても,レプチン抵抗性が高くなり,その機能が十分に作用しない。
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