(L)システイン/シスチン   


効能
抗酸化作用
しみ・そばかす・日焼けの改善,美肌効果
有害ミネラルの排出,デトックス作用
アルコールの代謝促進
肝機能の促進,疲労回復
解説
 システインは体内で合成できるイオウを含む非必須アミノ酸。

 システインは体内では魚介類,卵,乳製品などに多く含まれるメチオニンから,ホモシステインを経て,合成される。

 シスチンはシステインが2個結合したアミノ酸で,皮膚や爪や髪の主成分であるケラチンの原料である。

 シスチンはシステインとの間で相互に変換しあう性質があり,肌や髪を健康に保ち,ダメージからの回復を助ける。

 また,システインはメラニン色素の生成を抑え,メラニン色素を薄くし,皮膚の代謝を促すことで,メラニン色素の排出を助ける。

 このような作用によりシステインはシミ,そばかす,日焼けなどにも効果がある。

 さらに,抗酸化作用によりがんやアンチエイジングに有効とされるミネラルであるセレン(セレニウム)を体内に運ぶはたらきもある。 
 
 また,このシステインはシスチンと共に有害ミネラルの解毒作用もあり,デトックスには有効である。

 システインは,アルコール脱水素酵素やアセトアルデヒト脱水素酵素の働きを助け,悪酔いや二日酔いの症状を抑制する。

 肝臓には解毒作用をもち,強力な抗酸化作用からアンチエイジングに有効なグルタチオンが多く,その合成を助けるのがシステインである。

 システインはこのように肝臓の解毒機能を助け,疲労回復にも役立つ成分である。
   
摂取上の注意

 現在のところ,大きな副作用は報告されていないが,妊娠中や授乳中の人は医師との相談が必要。
 
 肌の美白効果を狙うのならビタミンCとの併用が有効である。また,デトックスを考えるならMSM(メチルスルフォニルメタン)との併用が効果的。

 一般にサプリメントはアミノ酸の一つの成分として配合されていることが多いため,含有量は少なめである。

 システインは医薬品としても認可されており,しみ・そばかす・二日酔いに使用する場合は含有量の多い医薬品の方が効果的と考えられる。