高 麗 人 参    


効能
滋養強壮,疲労回復,虚弱体質改善
認知機能低下の予防,回復作用
抗コレステロール作用による,動脈硬化の予防
認知症の予防,改善
抗ストレス,精神安定作用
血行不良の改善,冷え性の改善
抗酸化作用
更年期障害の改善

解説
 高麗人参は,朝鮮人参とかオタネニンジンとも呼ばれるウコギ科の薬用植物。

 この根を乾燥させた生薬は古くから滋養強壮薬として使用され日本薬局方にも定められている医薬品である。

 高麗人参の中心となる有効成分はサポニン配糖体のジンセノサイドであるが,他にもビタミン,ミネラル,アミノ酸などが豊富でこれらが複合的に働き効果を示す。

 このジンセノサイドは虚弱体質の改善や疲労回復などの滋養強壮効果を中心として,多くの効能が認められている。

 臨床試験の報告によると,大脳の働きを高め,認知機能の低下を防ぐ効能があることが確認されている。

 さらに中性脂肪やコレステロール値の低下作用により動脈硬化や心臓病を予防する効果もある。

 高麗人参は抗ストレス作用もあり,アドレナリンなどのホルモンの分泌を抑制することで,大脳を鎮静化させ,ストレスを和らげる効果がある。

 また,血管拡張作用や血小板凝集抑制作用があり,血行を改善し,冷え性等に効果がある。

 その他の効能としては,抗酸化作用,更年期障害の改善作用抗糖尿病作用などがある。

   
摂取上の注意

 古くから漢方薬として使用されている実績もあり,安全性は高いと言えるが,漢方では発熱時や,高血圧,のぼせ,ほてりなどがある時は使用を控えるとされている。

 また,動悸,悪心,頭痛,不眠,口の渇きなどが表れる場合もあり,このような場合はすぐに服用を中止する。

 また,コーヒーなどと併用すると,カフェインの作用により,血圧が上昇したという報告もあり,高血圧の人は使用を控えた方がよい。