キチン・キトサン     


効能
悪玉(LDL)コレステロール低下作用
血圧降下作用
高脂血症,動脈硬化の予防
抗肥満作用

解説
 キチン・キトサンはカニやエビの甲殻類の殻に存在する多糖類の動物性食物繊維。

 この殻に含まれている成分がキチンであり,それを抽出し,工業的に加工したものがキトサンであるが,サプリメントのキトサン中にはキチンも含まれ,一般には「キチン・キトサン」と呼ばれることが多い。

 キチン・キトサンは脂肪分や体内の有害物質を吸着して便として体外に排泄すると考えられている。

 一時期,ダイエット補助食品として注目を集め,メタボリックシンドロームにも有効であるが,油脂分の多い食事の後の摂取が効果が高いと考えられている。

 キチン・キトサンの主な効能はコレステロール値の低下作用であり,キチン・キトサンには胆汁酸の排出を促進させる作用があるが,この胆汁酸は塩素やコレステロールから作られる。

 そのため,キチン・キトサン摂取により,胆汁酸が排出されると共に,塩素やコレステロールも減少し,高血圧が改善され,コレステロール値も低下できると考えられている。

 また,1週間の摂取で腸内の悪玉菌が減少したという報告もある。  
   
摂取上の注意

 キチン・キトサンは脂溶性ビタミン(A,D,E,K)の吸収を妨げる可能性もある。

 キチン・キトサンのサプリメントにはカニなどの甲殻類を原料としているものもあり,甲殻類アレルギーの人は摂取を控えたほうがよい。

 最近は植物を原料としているものあり,表示をよく確認し,甲殻類アレルギー体質の人は植物性を選ぶこと。

 キチン・キトサンは消化されにくい食物繊維のため,便通改善効果もあるが,下痢のような状態になることもあるので注意が必要。

 キチン・キトサンは高脂血症や腎不全,動脈硬化症疾患にも効果があるため,これらの病気で医薬品を服用している人は医師に相談すること。